成人式に欠かせないものそれは、振袖ですよね。そんな振袖ですが、洋服と同様に振袖にもブランドがあるのは皆さんご存じでしょうか。初めて聞いたと言う方や知っている方などさまざまな方がいらっしゃると思います。そこで本記事では、振袖のブランドの種類や違い、見分け方などについて見て行きたいと思います。
ブランド振袖とは
ここではブランド振袖とは、一体どんな振袖なのか見て行きたいと思います。ブランド振袖とは、洋服と同じように振袖にもブランドが存在しています。
たとえば、染色や刺繍、織物において、伝統工芸士や重要無形文化財保持者が手がけている振袖は、日本の三術や工芸士の分野の中でも絶大な人気を誇っています。有名どころを紹介させていただくと、加賀友禅染織家の木村雨山や、皇室献上作家の藤井寛、さらには手描き友禅作家の羽田登喜男など、皆さんも一度は耳にしたことがある大御所ばかりではないでしょうか。
こう言った有名作家が手がけた振袖は価値が高く、振袖界のブランド品として多くの方たちに愛され、大切に扱われている振袖となっています。
さらにこのほかのブランド振袖として、奈良時代から今日まで受け継がれている絞り染めと言った手法で振袖に柄をつけていく、絞り振袖で有名なブランドでもある藤娘きぬたやと、竹田庄九郎がデザインした振袖があります。
藤娘きぬたやの振袖は、花柄を主として、華やかで洗礼された色使いをしている振袖になります。一方で、竹田庄九郎の振袖では、400年の歴史を感じさせる有松絞りでもある、白と黒を基調とした、本疋田の総絞りが代表作となっています。これらも振袖のブランド価値は非常に高いものとなっています。
老舗ブランドとデザイナーブランドの違い
ここでは、老舗ブランドとデザイナーブランドの違いに関して見て行きたいと思います。
まずは老舗ブランドの多くは、日本の伝統技術を継承しデザインされている振袖が多くあります。たとえば京友禅では、日本の伝統的な技術が詰め込まれて作られている振袖のひとつです。豪華でありながらも気品をも漂わせるデザインは見るものを圧倒する振袖となっています。
一方で、デザイナーズブランドは有名ファッションデザイナーが手がけたデザインもあり、どちらかと言うと、最新のトレンドを押さえた振袖や個性的で斬新なデザインの振袖が多くあるのがデザイナーブランドになります。
一見すると老舗ブランドの方が、手間ひまかけて作っているイメージがあるため、レンタルや購入ともに高いと言ったイメージがありますが、実は老舗ブランドやデザイナーブランドともにレンタルであれば100,000円からレンタル可能であり、購入の場合も200,000円から購入できる振袖もあるため、両者そこまで価格差はないことが分かりました。
振袖のブランドを見分けるポイント
ここでは最後に振袖のブランドを見分けるポイントについて見て行きたいと思います。着物も洋服と同様にタグや落款がついているため、それを確認しブランドを見分けています。
一方で、島紬や辻が花と言った伝統工芸品を見分ける場合は、着物の価値そのものを明白に示す伝統証紙で見分けると言ったスタイルになっています。
まとめ
今回は、振袖にもブランドがある!種類と違い、見分け方について見てきました。そもそも振袖にブランドがあると言うことを初めて知ったと言う方もこちらの記事を読んでいただいた方のなかには多かったのではないでしょうか。実は着物にも洋服と同じくブランドがあります。ブランドにも老舗ブランドとデザイナーブランドと言った2種類があり、老舗ブランドに特徴としては、日本の伝統的な技術を駆使し作られた古典柄などの振袖が多く、
一方で、デザイナーブランドでは、より流行を意識した斬新なデザインの振袖が多くなっています。さらにこう言った振袖のブランドを見分ける方法としては、タグや落款にて見分けると言った方法があることが分かりました。