振袖を身に付けるときに気になるのが、髪型とかんざしです。かんざしの選び方を知りたい人に、今回の記事はおすすめです。振袖を身に付けるときは、コーディネートにまとまりがあることが求められるので、統一感を演出できるようにしましょう。現在でもさまざまな種類が用意されています。
そもそもかんざしとは
現在は髪飾りとして女性が使用しています。古来の日本では男性も使用していました。
髪飾りという装飾品
1800年末期には、ティファニーやフーケなどの髪飾りが発表されました。このような流れを受けて、日本の工芸品がヨーロッパで紹介された歴史もあります。日本のデザインがヨーロッパの工芸品に与えた影響も大きく、モダンを基調としたデザインから、現在のシンプルなデザインが生まれました。
起源
現在の日本では女性が髪飾りとして使用するものとなっていますが、古来の日本は男性も髪の毛が長かったのでかんざしを使用していました。男性は髷を結うようになるまでかんざしを使用していましたが、女性は江戸時代でも使用していて、現在では髪飾りとして使用しています。
髪を結う呪術的な意味を持っていた
現在はオシャレのために使用する意味が強くなっていますが、古来の日本ではそのような認識を持っていません。髪を結う呪術的な意味を持っていたといわれています。かんざしは女性が身を守るための最後の武器だったと伝えられています。
かんざしの種類
いくつか種類があるので見ていきましょう。日本髪に合うかんざしも販売されています。
バチ型かんざし
着物を身に付けているときだけではなく、フォーマルなドレスにも合うようになっています。
玉かんざし
ほかの髪飾りと一緒に使用できます。幅広い年代で使用できるので、持っていると便利でしょう。
ビーズの房かんざし
こちらは普段使いもできるようになっています。浴衣を身に付けるときにも似合います。
天然石のかんざし
光に当たるとキラキラと光るようになっています。高級感を演出したい人におすすめです。
櫛かんざし
日本髪にマッチしている商品です。髪の毛をセットした後に付けるだけなので、誰でも簡単におしゃれを楽しめます。
とんぼ玉かんざし
手作り感があるので、1つずつ商品が異なります。細やかな色遣いを求めている人におすすめです。
ヘアピンとセットになったかんざし
大人から子どもまで使用できます。祭り、イベント、行事などで使用できるので持っておくと便利でしょう。
振袖に合うかんざしの選び方
自分の好みに合ったものを選択するよりも、統一感や髪型を大切にするほうが失敗を防げます。分からないときは、ヘアメイク担当者に相談しましょう。
振袖の色や柄を取り入れる
コーディネートするときは統一感を演出することが大切です。まとまりのあるコーディネートは、見ている人に違和感を与えなくなります。色と柄にマッチするようにします。
テイストを合わせる
古典的な振袖に合ったかんざしや、レトロな振袖に合ったかんざしなど、身に付けている振袖のテイストに合わせるとよいでしょう。振袖のテイストにより似合う髪型も変化するので、髪型と一緒におしゃれを楽しみましょう。
ヘアスタイルとバランスを保つ
髪型に合ったかんざしを使用すると、顔まわりに統一感が生まれます。どのようなものを選択すればよいのか分からない人は、ヘアメイク担当者に相談しましょう。
まとめ
かんざしにはさまざまな種類があるので、どれを選択すればよいのか分からなくて迷ってしまうでしょう。かんざしは髪型や振袖によって選択するものが異なるので、どうしても髪飾りとして髪の毛に付けたいかんざしがあれば、先にそちらから決定しましょう。その後に髪型を決定して、最後に振袖を決定すれば問題ありません。コーディネートに統一感も生まれるので、おしゃれを楽しめるでしょう。そして、おしゃれを楽しみたい人は、ヘアメイク担当者にアドバイスを求めてもよいでしょう。