これから成人式を迎える方は、すでに好みの振袖を選んでいたり、こんなものがいいなというイメージを持っていたりする方も多いでしょう。そんな人生に一度の晴れ姿をより引き立たせてくれるものが「髪飾り」です。ここでは、振袖にぴったりな髪飾りの種類や選ぶときのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
振袖に髪飾りをプラスしてワンランク上の装いに!
髪飾りは、振袖を着る際につけることのできる数少ないアクセサリーです。ピアスやネックレスといったその他アクセサリーの着用は、成人式という公式の場においては基本的にNGとなっています。
今はそこまで厳格なルールはありませんが、伝統を継承するならばつけないことが無難です。だからこそ、とっておきの髪飾りでさらに魅力をアップさせて、ワンランク上の装いを目指しましょう。
振袖着用時にぴったりの髪飾りの種類
振袖をさらにキレイに引き立たせてくれる、主な髪飾りの種類を4つ紹介します。
■生花
生花は時間が経てば枯れてしまうため1日だけしか着用できませんが、唯一無二の髪飾りです。花本来の鮮やかな色や美しさがそのまま映り、花の香りや質感も楽しむことができます。大きな花を1つ使ったり、小さな花をいくつか寄せ集めたり、花の種類によって演出できる雰囲気もさまざまです。お気に入りの花や思い出の花を髪飾りにできたら、より一層想いのこもった晴れ姿となりそうですね。
■つまみ細工
つまみ細工は、江戸時代から伝わる日本の伝統工芸です。小さく切った布を使用して植物や動物などをモチーフとして形にされた芸術品です。舞妓さんの髪飾りにも使用されることが多く、艶やかで上品な雰囲気や、かわいいらしい雰囲気のものなど種類がたくさんあります。色や形も好きなものを選べるので、イメージがある程度決まっている人は、まずつまみ細工の中から探してみてはいかがでしょうか。
■リボン
リボンタイプは可愛らしさの象徴ですよね。ピンクや白のガーリーなものだけではなく、和柄の入ったモダンなデザインのものなどもあるので、可愛すぎるのは苦手!という方でもチャレンジできます。また、リボンタイプの髪飾りは袴と合わせられることも多いので、成人式だけでなく大学の卒業式で使うことも見据えて準備できるのがいいですね。
■ピンポンマム
ピンポンマムは、ころころとした丸い形が特徴の「菊」のことです。オランダで品種改よされたもので、洋菊とも呼ばれています。ピンポンマムは、黄色や白、緑、ピンク、紫など品種により色が異なるので、振袖の雰囲気に合ったものを選ぶことができます。
時間が経っても萎れにくい水持ちのよい花で、鮮やかな色と可愛らしい丸みを帯びたフォルムが華やかでおしゃれな印象を与えてくれるようです。おしゃれ感を演出できる髪飾りを探している方は、ぜひピンポンマムを検討してみてくださいね。
振袖に合わせる髪飾り選びのポイント
髪飾りにもさまざまな種類があることをお伝えしましたが、そもそも髪飾りを選ぶ際のポイントとはなんでしょうか。主なポイントを以下2つ紹介します。
■振袖の柄の色や、帯の色に合うものを選ぶ
基本的には、振袖や帯のベースカラーに近い色を選ぶことをおすすめします。振袖のベースの色が暗めである場合は、着物の柄の色や衿元の色などに合わせてみるとよいでしょう。すでに衣装の一部に使われている色と同系の色を選ぶことで、全体の統一感が生まれます。
■自分の雰囲気に合う素材や色を選ぶ
たとえば、大人っぽく上品で落ち着いた雰囲気の女性であれば、ぱっと鮮やかな生花やベーシックなつまみ細工が似合うかもしれません。また、可愛らしく華やかな印象をもつ女性は、リボンタイプやポンポンマムなどもきっと似合いますよ。自分が考えている自分のタイプと、他人からみた自分の印象が違う場合もあるので、家族や友人に聞いてみるのもおすすめです。
髪飾りは、晴れ姿をより美しく引き立たせてくれる成人式の必須アイテムです。髪飾りには素材や形、色などたくさんの種類があるので、自分の好みや振袖の雰囲気に合った特別なものをぜひ探してみてくださいね。