振袖のレンタルでは一年から一年半前に予約申し込みを済ませるケースも珍しくありません。しかし早い段階の予約となれば気をつけておかなくてはならないのが、体型が変化する可能性があるという点です。身長が伸びることはなくても太ったり痩せたりする可能性は大いにあるので、サイズ変更に関しても理解しておく必要があります。
太ってしまった場合のサイズ変更について
成人式では振袖を着用する人が多いですが、その場合に最も多い体型の変化は太ってしまうというものではないでしょうか。どれくらい太ってしまったかによる違いもありますが、サイズ変更の基準となるのは前身頃が右側の脇線まで届くかということです。脇線まで届く場合には問題はありませんが、5cm程度届かない場合は着崩れやすくなります。
しかし、ギリギリサイズ直しの必要がないケースが多いです。5cm以上届かないとなると着付けが困難になるので、レンタルショップに相談する必要があります。レンタルの場合には、予約申し込み後のサイズ変更は無料では対応不可となっていることが多いです。
痩せてしまった場合のサイズ変更
着物はある程度は体型が変化しても対応できるように作られており、多少の痩せてしまった程度ならタオルなどで補正すれば問題なくちゃくようできます。しかしかなり痩せてしまった場合には着用することが困難になることもあるので、レンタルショップに相談する必要があります。太ってしまったときと同じく、レンタルの振袖は申込んだものを小さめのサイズに交換することは無料では対応していないことが多くなっています。
ショップや契約内容による違いもある
予約申し込み済みの振袖のサイズを変更となると、キャンセル料を払い再度選び直さなくてはならないケースが大半となっています。しかしショップにより対応にも違いがあり、中にはキャンセル料が不要でサイズの交換に対応してくれるところもあります。もちろん公にはしていないことが大半なので、体型が変わってしまったときにはまずショップに連絡して相談してみるようにしましょう。なしで交換してくれるところもあります。
既製の仕立て上がりのレンタルではなく、オーダーレンタルを選んでいた場合に、仕立てがまだの場合には再度採寸してもらえば問題はありません。振袖のレンタル申し込みはしておき、採算は先延ばしにできる場合にはできる限りレンタル当日に近い日を選んでおくとサイズ変更の心配も軽減できます。
振袖を選び予約する段階からしておく対策として、大きいサイズと小さいサイズがあるときには大きいサイズを選ぶようにしておくべきといえます。体型の変化で多いのが、痩せるよりも太ってしまうというケースが多いからというのはもちろんのこと、大きいサイズのほうが着付けがしやすく小さいサイズより着崩れがしにくいという点があげられます。プラスマイナスで5kg程度の変化なら問題なく着用することが可能です。
しかし、傍目で見てもわかるような大きな変化があった場合には、振袖でも対応しきれないことがあると頭においておくようにしましょう。早めに予約申し込みすることが当たり前になりつつある今の時代だからこそ、振袖レンタルで予約するときには体型の変化に関しても考えておくべきです。
振袖レンタルをするときには早めに予約することが基本であり、気にいる振袖をレンタルするためにも早く予約することは必須といえます。しかし体型が変わることも珍しくないからこそ、大幅に太ったり痩せたりしたときのことまで考えておくことが大切です。契約する前にショップに確認を取っておくこともポイントであり、柔軟な対応をしてくれる先を選んでおくと安心できます。体型に変化があったときには、早い段階でショップに問い合わせて相談しておくようにしましょう。