大胆にイメチェンはしたくないけど、さりげなく雰囲気を変えたいという人に人気なのがインナーカラーです。成人式や卒業式などに着る振袖が決まったら、次に考えたいのがヘアスタイルですが、振袖にインナーカラーが合うのかどうか疑問に思う人も多いでしょう。今回はメリットやデメリットを紹介しながら振袖との相性について解説します。
そもそも「インナーカラー」とは?
インナーカラーとはヘアカラーの一種で、外側は染めずに、髪の内側だけを染める髪型のことです。染める範囲や場所、ベースカラーとの組み合わせなどにより、いろいろな印象を与えてくれます。とくに多いのは、外側には暗めの髪色のままにして、内側にハイトーンカラーや派手なカラーを入れて楽しむことが多いですが、さりげなく見せるカラーなので、若い人だけではなく幅広い層に人気です。
全体にカラーを入れると派手に思われないか不安という方や個性的なスタイルにしてみたいという方におすすめのスタイルといえます。髪の毛をおろすことでカラーを隠すことができ、アップさせればカラーを見せることができるので、いろいろなシーンによってイメージを変化させることも可能です。
振袖とインナーカラーの相性はよい?
振袖との相性は抜群です。とくに振袖の色や小物に合わせたカラーを入れることで、アクセントがありながらも統一感があるので、派手過ぎずに個性をアピールできます。
そのなかでも人気なのが、同じ色味でトーンを変えてグラデーション風にするカラーです。たとえば、定番の赤い振袖に、深めのレッドでグラデーション風のインナーカラーを選ぶことで華やかで大人っぽい雰囲気を演出できます。
ほかにも、普段は目立つような派手なカラーを入れることができないという人にはグレー系がおすすめで、どの振袖にも合うでしょう。また、ハーフアップや編み込みをすることで、ヘアカラーの変化が引き立ちお洒落な仕上がりになります。振袖にインナーカラーを組み合わせることで、一味違う振袖コーデを楽しむことができるのです。
振袖にインナーカラーを合わせるメリット
インナーカラーは振袖との相性抜群ですが、おすすめできる点もあれば不安な点もあります。いろいろな特徴を知ったうえで、カラーを入れることが大切です。まずはメリットについて紹介します。
華やかなアップスタイル
振袖のヘアスタイルの定番としてあるのがアップスタイルです。インナーカラーはダウンスタイルではあまり目立たないものの、アップスタイルにすることでしっかり見えて華やかな印象を与えてくれます。
アクセントに最適
振袖コーデのアクセントとしてインナーカラーはおすすめです。振袖に対して小物を差し色にすることが多いですが、インナーカラーを差し色にすることで、センスのあるコーデに仕上がります。
簡単アレンジが可能
ヘアスタイルが短くてフルアップができなくても、ハープアップすればカラーも映えてお洒落なスタイルになります。
振袖にインナーカラーを合わせるデメリット
メリットがある一方で、デメリットもあります。
親族からの反対
成人式や卒業式などに着ることが多い振袖ですが、そうしたフォーマルな場所で着る振袖には正統派なスタイルで出席して欲しいという親や祖父母も多いでしょう。そのためインナーカラーをいれることに反対される可能性もあります。
髪が傷む
インナーカラーを入れる場合は、全体の一部といえどもブリーチをして髪に色が入りやすいようにする必要があるので髪が傷みやすいというデメリットもあります。そのため、振袖を着るまでにしっかりと手入れをしておきましょう。
まとめ
振袖を着る場合にインナーカラーが合うのかどうかメリットとデメリットもふまえながら紹介しました。インナーカラーをいれることでデメリットもありますが、お洒落な仕上がりが期待できることからメリットも多くて人気です。振袖の色にぴったりなインナーカラーを入れることで、小物に入れる差し色とは違った雰囲気の和装コーデを楽しむことができるのも人気の理由となっています。