振袖の生地は正絹と化繊の2種類!それぞれの特徴とメリット

公開日:2021/07/01 最終更新日:2024/11/19


成人式といえば、華やかな振袖姿も想像する人は多いでしょう。振袖を選ぶ際、どの点を重視して選んでいますか?実は、振袖の生地によってデザインなどの見た目だけでなく、着心地、取り扱いにまで違いが出るのです。この記事では振袖の生地について、正絹と化繊の2種類に分けてそれぞれの特徴とメリットを解説するため、参考にしてください。

正絹の特徴とメリット

正絹の大きな特徴として、高級感、着心地のよさ、着崩れのしにくさなどが挙げられます。天然繊維であるために価値が高く、レンタル・購入いずれにしても化繊のものより価格が上がるようです。また化繊のものより着心地がよく、着崩れのしにくさが違うでしょう。まず着心地ですが、天然由来の素材ということだけあって肌に触れた時に優しく、正絹特有の暖かさもありながら、通気性のよさも兼ね備えています。

振袖を着る際には、振袖用の下着、補正や長襦袢などを着込む場合も多く布が重なるため、蒸れることもあるものです。そのため、通気性のよさは振袖を着る上で重要なポイントとなります。正絹を選んでおくと、長時間振袖を着ていても、蒸れやかゆみなどの素材によるトラブルは少ないでしょう。とくに敏感肌の人には、正絹一択をおすすめします。

また着崩れのしにくさも、化繊との差は歴然としていると評判です。正絹は身体にフィットしやすい特性をもっています。繊維がしっかりしているため、着付けの際に正しく締めてもらっていれば、長時間着ていても着崩れが起こりにくいようです。正絹は化繊にない高級感を持っていますが、着用した時の華やかさだけでなく、着ている時間の快適さと安心感が正絹を選ぶ最大のメリットといえます。

化繊の特徴とメリット

正絹に比べて、価格が安いのが化繊の特徴です。近年は技術も上がってきているため、見た目だけでは正絹のものと差はわかりにくくなってきています。振袖に精通していれば、繊維の光沢などで見分けられる人もいますが、化繊だからといってとくに問題はないでしょう。着心地や着崩れのしにくさは正絹に劣ります。しかしその分、気軽に着られることが化繊のメリットといえるでしょう。

また購入する場合では、保管に気を遣わずに済み、正絹ほど手間がかからないということもメリットのひとつです。カジュアルな浴衣などとにも使われている素材なので、同じ保管方法で問題ありません。二十歳になった思い出として記念に手元に残しておきたい人、気軽に振袖を手にしたい人におすすめの選択肢です。

肌触りや素材にこだわるなら正絹がおすすめ!

正絹のものに一度袖を通せば、違いがわかるでしょう。化繊と比べると値ははりますが、大人の嗜みの第一歩として正絹を選ぶのもよさそうです。化繊には化繊の魅力がありますが、正絹には他にない素材のよさがあります。成人式が行われる1月の寒い時期でも、正絹の振袖を着ているだけで暖かく快適に過ごせそうです。

また当日、頻繁に着崩れたり、着心地が悪かったりすれば、せっかく記念となる時間に水を差すことにもなりかねません。見た目の第一印象だけでなく、長時間着ることを考えれば正絹はおすすめの選択肢です。振袖を実際に店舗で選ぶ際には生地にも目を向けて、ぜひ自分の肌で触れてみてください。

正絹と化繊、どちらを選んでもメリットとデメリットがあります。振袖を着るにあたっては何を重視するか、そしてレンタルと購入どちらにするか、それによっても選ぶポイントは変わるものです。店舗スタッフとも相談しながら、焦らず納得のいく選択をしましょう。何より、自分が気に入ったものを選ぶことが1番です。お気に入りになる振袖を見つけ、成人式に臨めるととよいですね。

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