成人式で振袖を着て家族や友達と写真を撮ることは、女性にとって成人式の楽しみの1つだと思います。振袖の由来や意味を知って振袖を選ぶことで、より意味のある成人式になると思います。また、振袖の歴史や種類を知った上で振袖を選ぶことでより納得のできる振袖に出会えるしょう。
振袖の歴史とは?
振袖の歴史は江戸時代から始まります。江戸時代中期に舞台上で踊り子たちは、美しい踊りを見せるために、わざと袖を長くした着物が着て、踊っていました。この袖の長い着物はとても綺麗で、華やかで女性らしいので、一般庶民の間で大流行しました。また、未婚女性が踊り子の真似をして振袖の袖を振ることで、求愛を示していたことから、未婚女性の第一礼装として用いられることになりました。
そして今の振袖のように色鮮やかで華やかになったのは明治時代です。成人式でファーを着けている方も多いと思いますが、ファーを着けるスタイルが流行りだしたのは一説によると美智子上皇后が皇室に入るときにミンクのショールをしていたことが、流行のきっかけのようです。現在も振袖の流行があり、少しずつ振袖のあり方も変わってきています。振袖の歴史は成人式で振袖を着る女性によってつくられていきます。
振袖の種類ごとの特徴
振袖の袖の長さによって、種類が3つに分けられます。
■大振袖
振袖の中で最も袖が長いものが大振袖です。袖はくるぶしの高さくらいあります。長さも113センチほどありますので、華やかです。結婚式等、格式高い場所で用いられるということが多いですが、近年では華やかであることから成人式で着る人もいます。
■中振袖
中振袖の袖は約100センチで、袖の長さはふくらはぎまでの長さです。中振袖は成人式でよく着用される振袖です。モダンな柄やフリルやリボンなどのおしゃれなデザインの振袖もあり、種類が豊富であることも特徴です。
■小振袖
小振袖は、大振袖や中振袖と比べると袖は短く、袖の長さが約60センチから85センチあります。振袖の中では最もカジュアルなデザインです。また、ブーツや袴ともよく合いるため、卒業式等で着用する人が多いです。お出かけやカジュアルなパーティーなどに身に着けていく振袖は、この小振袖です。
成人式に着用する振袖はレンタルするのがおすすめ
成人式で着用する振袖はレンタルがおすすめです。レンタルをおすすめする理由は下記の通りです。
■保管や手入れの必要がなく、手軽
振袖のケアはとても大変です。しわにならないよう丁寧にたたみ、虫や湿気に害されないように注意をして保管する必要があります。また、1年に1回は日干しが必要で、広い保管場所も必要です。振袖のアフターケアには手間や時間、お金がかかります。レンタルであれば、前撮りや成人式の日に着用して、そのまま返却すればよいので手間がかかりません。
■さまざまなセットプランが用意されている
レンタルではさまざまなセットプランが用意されています。たとえば前撮りや、着付け、ヘアセット等です。髪飾りやファー、鞄なども無料で用意されているプランもあります。1か所で予約できることは手間が省けてよいですよね。
■好みや流行に対応できる
若いころの好みが年齢を重ねても同じであるとは限りません。若いからこそ似合う色や柄もあるため、レンタルであればその時の好みに合わせて気兼ねなく選ぶことができます。また、振袖には流行があるため、流行に合わせた振袖も選ぶことができます
いかがでしたか?江戸時代からの歴史が今も伝統として受け継がれていることは趣深いですね。振袖の歴史や種類を知ったことにより、より振袖選びが楽しくなると思います。皆さんが納得のいく振袖をぜひ探してみましょう。