成人式は一生に一度の思い出であり、特別な日に身に付ける振袖にはこだわりたいという女性は多いです。さまざまな文様が人気となっている振袖ですが、大事な行事ごとに身に付けるなら日本古来の古典柄が注目されています。東京にある振袖レンタル店で取り扱っている柄には、それぞれ特徴や意味があるので調べてから自分に合う柄を探しましょう。
古典柄の振袖の魅力は日本の伝統に根ざしたさまざまな文様
最近ではおしゃれで現代的な振袖も数多く、正装を身に付けて参加する行事などでは自分の好みの柄や色味を選ぶという女性は少なくありません。しかし、成人式など大事な行事ごとでは日本古来の古典柄を選ぶという方も多く、昔からある柄や色味でありながらも上品で素敵にまとまっていることから、レトロデザインとしても評価されています。
古典柄は伝統に裏打ちされた気品の高さと優雅さを併せ持っており、特別な晴れの日に格調高い文様の着物を身につけることによって、よりいっそう背筋が伸びて大人になった意識を高めてくれるといわれています。
東京にある振袖レンタルを行う店舗では古典柄の振袖も数多く取り扱っており、この古典柄には一つ一つに日本の伝統に根ざした古くある図柄や文様があります。種類が非常に多いため、きちんと柄が持っている意味を把握して、どの柄にするべきかしっかり決めることも着物を楽しむポイントの一つだと考えられています。
振袖に使われている古典柄の定番の文様を知ろう
東京の振袖レンタルでも人気の古典柄ですが、定番の柄の一つに「吉祥文様」が挙げられます。この吉祥とはお祝いの印やおめでたい印という意味を持っており、婚礼衣装や晴れ着など、お祝い事や式典に出席する際に身につけるべき着物に多く使われている特徴を持っています。
主に鳳凰や雲どり、宝尽くしといった中国の縁起物から伝来し日本に定着したというものに加えて、松竹梅や御所車、貝桶といった日本の文化の中から派生して意匠化されたものの2つに分類されます。
松竹梅も多くの着物に取り入れられる古典柄で、松は極寒でも緑を絶やすことがなく、竹は寒さに負けず真っ直ぐに伸び、梅は冬の寒さからいち早く花を咲かせるという歳寒の三友と呼ばれる柄です。
古来から日本を代表する吉祥文様であり、おめでたい柄が合う振袖にぴったりの文様となります。鳳凰は平和で世界に幸せが実現される時に現れるといわれており、非常に縁起のよい鳥として用いられることや、宝尽くしは宝物を集めた文様であるため身に付けた人に福を呼ぶといわれます。
華やかで女性らしい振袖にぴったりの花柄
数ある古典柄の中でも、華やかで女性らしい振袖を演出したいという方におすすめなのが花柄を用いた物を選ぶ方法です。花柄では桜や菊、牡丹や椿などが多く使用され、これらの柄の一つ一つにもきちんと意味が込められています。
まず桜は日本を象徴する花であり、御めでたい印象の桜は振袖にもよく使用されています。春に咲くので成人式の時期とは異なりますが、季節を問わずに身に付けることが可能です。
菊は長寿を象徴する柄であり、秋に咲く特徴がありますが日本を象徴する花の一つなので季節関係なく身に付けることができます。
牡丹は百花の王と呼ばれる存在であることから、富貴や幸福を象徴するとして用いられることが多い柄です。牡丹はとくに豪華さと華やかさを演出する特徴を持っているので非常に人気が高い傾向にあります。
豪華な牡丹とは反対に、椿は控えめな素晴らしさなどを意味しており、一歩引いた日本人らしい女性を表します。冬の花のため成人式に身につける柄としてはおすすめの柄でもあります。
東京の振袖レンタルでは豊富な種類のデザインや色の振袖が揃っています。その中でも伝統的な古典柄の着物を選びたいという場合は、それぞれの柄の意味や特徴を理解した上で選ぶようにすると、着物を身に付ける楽しみを知るきっかけになります。