東京にお住まいで成人式を迎える予定がある場合、振袖レンタルの利用を検討する方は多くいます。高価な振袖を購入するよりも、レンタルは価格を抑えられることや、種類も豊富なので非常に人気が高いサービスです。しかし振袖レンタルを利用する上で起こりやすいトラブルもあり、トラブルの種類や対応方法を事前に知っておく必要があります。
食事で着物に汚れが付いてしまった場合の対処法
特別な装いをした時は、そのままお祝いの席などで食事をする機会も少なくありません。しかし普段身に付けることがない振袖は、洋装と違って扱いに困ってしまう人も多く、食事の際に調味料が着物に付着してしまったという場合や、トイレに行ってメイク直しをした時にメイク汚れが付着してしまうなどのトラブルが発生することがあります。
こういった時着物に慣れていない人はパニックになってしまうことが多く、汚れを落とそうとしてゴシゴシ擦ってしまうことでシミが広がったりシミの原因になる可能性が高いです。そこで食事やメイク直しで汚してしまったという場合は、焦らずに汚れが付着している部分を確認してからきれいなハンカチ、もしくはティッシュを利用して水分を取り除くようにしましょう。
後は振袖の生地の裏に布を当ててから、水をたくさん含ませたハンカチやタオルで汚れの部分をトントンと叩くようにして落とします。この時に擦ってしまうのはシミが広がったり、生地に染み込んでしまう原因となるので避けましょう。ファンデーションや口紅といった油性の汚れは、自己処理が難しいので返却時に相談するかクリーニングに出す必要があります。
天候の悪い日などに泥はねで汚れてしまった場合の対処法
振袖を着て移動する場合、一般的にはタクシーなどを利用することになります。しかしタクシー乗り場から会場などに向かう時、天候の悪い日などは足元に水たまりができているなど非常に歩きにくい状況になりやすいです。
着物に泥はねがつかないように気をつけていても、車道近くを歩いていた時や着物の後ろにかけて付着することも多いので、汚れがついてしまったら適切に対処する必要があります。きれいな着物に泥はねがつくと焦ってすぐに拭き取ろうとする方も多いですが、これは生地の中に泥が入り込んで余計に汚れが落としにくくなります。
泥はねを落とすポイントは、完全に乾いてから歯ブラシなどを利用して優しく擦り落とす方法がポイントです。乾くとポロポロとキレイに落ちるので、汚れが内部までに染み込む心配がありません。これだけでは完全に落ちないということも多いので、返却時に汚れが付いていることをきちんと伝えて、対処方法を相談することが大切です。
振袖着用後のトイレに行く場合の対処法について
東京の振袖レンタルで着物を借りて、着付けやヘアセットなどをしてもらう方におおいトラブルの一つに、普段の格好と違うのでトイレの方法がわからず焦ってしまうということが挙げられます。
レンタルサービスではレンタルから着付けなどをしてもらうことはできても、着物を着た後のポイントなどをアドバイスしてもらえるわけではないので自分で対処方法を調べて置く必要があります。振袖を身につけたままトイレに行く際には洗濯バサミを持っていくと便利で、長襦袢を上前と下前に順番にめくっていき、裾を袖と一緒に洗濯バサミで留めてしまう方法です。
こうすることで便座に座った時に長い袖部分が床についてしまう心配がなくなりますし、着崩れなどもしっかり防ぐことができます。ただこの方法を利用する際の注意点としては、振袖の袂を帯留めに挟んでしまう人がいますが、この方法では帯留め部分が緩んで着崩れをしてしまう原因になる場合があることです。パッと見た時に挟み込みやすい部分ではありますが、着崩れを防ぐためには帯部分には触らないことが鉄則となるので注意しましょう。
東京の振袖レンタルサービスを利用する上で、着物を借りた後に起こりやすいトラブルは数多くあります。普段着慣れない着物は、ちょっとしたことで汚れを付けてしまったり、着崩れを起こすといったトラブルが発生しやすいので、いろいろなトラブルを想定しておき対処法を把握しておくと安心して過ごすことができます。
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