振袖の種類は主に3種類!それぞれの使い分け方についても解説

公開日:2022/02/01 最終更新日:2024/11/19


振袖には、主に3種類あります。袖の長さによって種類が分けられています。袖の長さが長ければ長いほど格式高いフォーマルな場に、袖が短ければ短いほどカジュアルの場に適しています。では、成人式ではどの種類の振袖を着ればいいの?と思った方もいると思います。3種類の振袖について特徴を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

フォーマル感の強い大振袖

振袖の中で最も袖が長いものが大振袖です。袖はくるぶしの高さくらいあり、袖の長さは113センチほどあります。また、振袖の中でも最も格式が高く、結婚式の際に着られることが多いです。結婚式で大振袖を着る場合は、「引き振袖」や「お引きずり」と呼ばれます。

大振袖は上記の通り、おめでたい席で着用するものであることから、慶事の象徴「松竹梅」や長寿のシンボル「鶴亀」の縁起がよく華やかなデザイン、また、縁起のよいカラーとして用いられる赤、白、黒のものが多いです。近年では振袖の中でも豪華さや華やかであることから成人式で着る人もいます。

成人式でよく見かける中振袖

成人式でよく着られる振袖は中振袖です。中振袖は、大振袖よりも短く、小振袖よりも長い袖となっています。長袖の長さはふくらはぎまであります。成人式で着られることがほとんどですが、そのほかに結婚式にゲストとして参加する際やお見合いやパーティーでも着られることがあります。

デザインは成人式に用いられることが多いため、非常にバリエーションが豊かです。オシャレを重視したモダンな柄やリボン・レース・蝶・バラなどのデザインが多いです。また、花文様・古典柄も流行に左右されないため人気です。

よりカジュアルな小振袖

小振袖は3種類の振袖の中で最も袖が短くなっています。小振袖の袖の長さはひざ丈くらいで、約60~85センチです。二尺袖とも呼ばれています。袴やブーツなどと合わせたときのバランスがよいこともあり、卒業式の袴に合わせてよく着用されています。

振袖の中では最もカジュアルで、卒業式のほかにもお出かけやカジュアルなパーティーなどに着られることが多いです。デザインは利用シーンがカジュアルなことから、カラフルなデザインでかわいいものからレトロなものまであります。また、ブーツにも下駄にも合わせることができるため、洋風にも和風にも着こなすことができることも特徴です。

3種類の振袖の使い分け方

3種類の振袖の使い分けとして、着用シーンがあげられます。大振袖は主に結婚式で用いられ、格式の高い場で着用されることが多いです。中振袖は成人式や大切な人の結婚式に出席する際など、華やかな席にお祝いの気持ちを込めて着用するのにふさわしい装いです。小振袖は袴やブーツと組み合わせてカジュアルに合わせることができるため、卒業式などで着用されます。

フォーマルな場では大振袖、比較的カジュアルな場では中振袖、小振袖と覚えておくとよいと思います。

成人式では友達と写真を撮ったり、移動したりすることを考えると、大振袖よりは中振袖、小振袖の方が動きやすいためおすすめです。また、中振袖、小振袖は大振袖よりもかわいらしいデザインから華やかで大人らしいデザインまで種類が多いです。

振袖の種類について知ってみて、いかがでしたでしょうか。袖の長さによって着用シーンが異なってくるというのは非常に面白いですね!それぞれTPOに合わせて着用しましょう。実際に着てみて、種類について実感してみてもよいと思います。また、髪型や履物を考えてから、振袖の種類を検討してみるのもよいですね。ぜひ種類を意識して振袖を選んでみてはいかがでしょうか?

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