東京を観光するのであれば、服装にもこだわりたいと思う方も多いことでしょう。東京には、都会らしい風景だけでなく、下町風情溢れるエリアも多く存在しているため、着物を着るのがおすすめです。
ただし、着物は一からアイテムを用意すると高額になりやすいので、観光地で着物を着るのであれば、レンタル着物を利用すると良いでしょう。そこで今回は、着物姿が写真映えする東京の観光スポットを紹介していきます。
東京観光には着物レンタルがおすすめ!
着物というと京都や奈良を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、東京にも伝統文化や和を感じられる観光スポットが数多くあります。
浅草や上野、神楽坂などのエリアを観光するのであれば、着物レンタルがおすすめです。東京には、浅草の雷門や銀座のシンボルである時計台など、インパクトのある建物が多いので、着物姿が写真映えします。
着物レンタルは手ぶらで利用できるので、遠方から訪れた方も気軽に楽しめます。また、プロが着付けを担当するので、着崩れする心配もありません。プランによってはヘアメイクがセットになったものもあり、非日常的な時間を味わえます。
着物を着て観光地を巡ることで、思い出に残るおしゃれな写真が撮影できます。友人や恋人との休日を普段以上に満喫できることでしょう。
下町風情が残る「浅草」
下町情緒あふれる雰囲気が楽しめる「浅草」は、国内外問わず観光客から人気のエリアです。なるべく朝早い時間に訪れることで、落ち着いて観光できます。
雷門
浅草の名所といえば「雷門」は欠かせません。テレビや雑誌などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
インパクトのある見た目から、記念撮影にもおすすめのスポットです。雷門の歴史は、天慶5年(945年)にまでさかのぼると言われています。
正式名称は「風雷神門」であり、門の両側には風神・雷神が祀られています。風神と雷神は風や雨を司る神様であり、災害からお寺を守るために安置されました。縁結びや学業成就など、さまざまなご利益を受けられると言われています。
浅草仲見世商店街
雷門を抜けた先には「浅草仲見世商店街」が広がっています。まるでお祭りの出店のようなにぎやかな雰囲気が漂っています。
浅草仲見世商店街は、日本で最も古い歴史のある商店街であり、徳川家康が江戸幕府を開いたころから存在しています。明治時代には一度すべてのお店が退店させられたこともありましたが、多くの人たちの努力の結果、現代まで続いています。
東側には54店舗、西側には35店舗が軒を連ねており、情緒あふれる商店街です。
美術館・博物館巡りにおすすめ「上野」
上野には数多くの美術館・博物館があり、芸術に造詣の深い方から人気を集めています。
東京国立博物館
「東京国立博物館」は、明治5年(1881年)に開館した歴史ある博物館です。現存している建物は昭和13年(1923年)に再建されたものであり、国の重要文化財として指定されています。
重厚感あふれる外観は、着物姿にぴったりです。東京国立博物館はいくつかの建物が集まってできており、数々の国宝が展示されています。
また、土偶や埴輪が鑑賞できる平成館にはラウンジとドリンクコーナーが設けられているので、小休憩におすすめです。そのほかにもカフェやレストランを併設しているので、展示品を鑑賞した後にゆっくりと過ごせます。
国立西洋美術館
「国立西洋美術館」は、20世紀を代表する建築家「ル・コルビュジエ」が手掛けた美術館です。世界遺産に登録されています。
館内には、明治から昭和にかけて活躍した松方幸次郎氏のコレクションが展示されています。パブロ・ピカソやクロード・モネなどの作品を鑑賞できます。
洗練されたモダンな雰囲気のなかで、大人のデートを楽しめます。
上野動物園
「上野動物園」は、日本で最古の動物園です。パンダが見られる公園として有名です。
上野動物園を観光する際には、動物とリンクしたアニマル柄の着物がおすすめです。ポップな着こなしが楽しめることでしょう。
園内には休憩スペースが4か所設置されています。慣れない着物でも休憩しながら、園内を巡れます。
迷路のような路地が魅力的「神楽坂」
神楽坂といえば、石畳でできた路地が人気です。神楽坂のなかでも着物姿にぴったりのスポットを紹介します。
兵庫横丁
「兵庫横丁」は、昔ながらの石畳に日本家屋が並ぶ日本でも有数の古い路地です。元々武器商人が多く暮らしていた街であり、「兵器の倉庫」という意味から兵庫横丁と名付けられました。
兵庫横丁は、映画やドラマのロケ地としても利用されており、独特の和の雰囲気が魅力的です。着物姿が映えることに間違いありません。
路地の両サイドには、和食やイタリアン、韓国の薬膳宮廷料理屋など、名店が軒を連ねています。日本情緒あふれる路地で、着物を着ながら多国籍グルメを楽しんではいかがでしょうか。
RESTAURANTかみくら
「RESTAURANTかみくら」は、神楽坂のかくれんぼう横丁にあるレストランです。築70年の古民家をリノベーションして建てられており、まるで旅館のような内観が着物姿を引き立てます。
坪庭や石畳、木々の緑を眺めながら、落ち着いて食事を満喫できます。RESTAURANTかみくらは、フレンチ料理を提供するレストランですが、食事の際にはお箸を使うのがマナーとなっているので、着物でも違和感なく楽しめます。
気品あふれる街「銀座」
数多くの海外ハイブランド店が軒を連ねる銀座は、都会的なスタイリッシュさと日本の伝統文化が融合しています。着物姿が似合うスポットも数多くあるので、要必見です。
歌舞伎座
着物でお出かけするのであれば「歌舞伎座」は欠かせません。日本情緒あふれる絶好の撮影スポットです。
歌舞伎鑑賞のために着物を着用する方も多いので、違和感なく馴染めます。歌舞伎座の中には、喫茶店から本格的なレストランまで10軒ほどの食事処が集まっています。着物姿でたしなむのに最適な本格和食料理屋もあります。
歌舞伎の鑑賞後は、まったりと一息つくのもおすすめです。
観世能楽堂
「観世能楽堂」は、1900年の観世会創立に伴って建設されました。1972年には新宿区から渋谷区へと移転し、古典芸能の伝承と発展に努めてきました。
さらに、2017年には、大型複合施設「GINZA SIX」の地下3階に移転し、最新設備を備えてオープンしました。日本に古くから伝わる能公演はもちろん、邦楽や落語、クラシックコンサートといった幅広いジャンルのイベントを開催しています。
館内の売店では、スヌーピーファン必見の観世能楽堂オリジナルのスヌーピーコラボグッズも販売しています。また、そのほかにもGINZA SIXのなかには、数々のブランドショップが出店しているので、ショッピングもおすすめです。
銀座中央通り
銀座1丁目から8丁目まで続く「銀座中央通り」には、銀座のシンボルである和光の時計台があります。銀座のメインストリートとして知られており、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
昭和に建てられたヨーロッパ風の時計台は、着物姿にぴったり合います。土日祝日には歩行者天国として道路が開放されているので、お散歩にも最適です。
まとめ
今回は、着物をレンタルして観光するのにおすすめのスポットをエリアごとに紹介しました。着物での観光といえば、京都や奈良などを思い浮かべる方も多いですが、東京にも昔ながらの情緒あふれるスポットが充実しています。
とくに東京には、浅草の雷門や銀座の時計台など、インパクトのある建物が多いので、写真映えすることでしょう。着物は一から用意するとなると、小物も含めて高額になりやすいですが、レンタル着物を利用することで、手頃な価格で着物姿を楽しめます。
また、プロが着付けを担当しているので、着崩れする心配もありません。着物を着て、美術館鑑賞やショッピング、グルメ巡りを楽しんではいかがでしょうか。