振袖といえば成人式というイメージですが、実は未婚の女性の礼装です。そのため、結納や卒業式に袴と合わせて着るなどさまざまな式典で使えます。同じ振袖でも、髪型次第で印象が変わるもの。本記事では、定番のアップスタイル以外に振袖に合う、ポニーテールのアレンジをご紹介します。
振袖にポニーテールは似合う?
ロングならアップスタイルが一般的ですが、ポニーテールも相性抜群です。しかも、単にひとつにまとめるだけでなく、さまざまなアレンジでおしゃれに周囲にも差をつけられます。早速、どんなアレンジがあるかご紹介しましょう。
振袖に似合うポニーテールのアレンジスタイル
王道のポニーテールを軸にしたり、髪飾りでアレンジしたりなどバリエーションが豊富です。
シンプルにまとめてクラシカルに
まずは定番のポニーテールにまとめ、結び目より上に華やかな飾りをつけます。飾りの色と振袖や帯の色を合わせると統一感が出ます。カラフルも素敵ですが、白やゴールドでまとめるのも上品でおすすめ。飾りは華やかでも、毛先はシンプルに流すことで振袖や帯がしっかり見え、クラシカルに凛とした印象を与えます。
甘めにしたいなら三つ編みを取り入れる
クラシカルな雰囲気の中にも女性らしさを、という場合は三つ編みを取り入れましょう。全体をコテで大きめに巻き、両サイドの顔まわりの髪をそれぞれ三つ編みにし、後ろの髪と一緒にまとめます。
コテで巻くことでボリュームが出て、よりゴージャスで女性らしい仕上がりになります。ボリュームがありすぎると振袖とのバランスが取れなくなるため、前髪やサイドをすっきりまとめます。後ろにボリューム、正面はスッキリさせるアレンジがおすすめです。
オニオンヘアーで流行スタイル
オニオンヘアーとは、ポニーテールの毛束をゴムで数箇所結び、玉ねぎが連なったようなスタイル。結び目の間隔を均等にしたりランダムにしたりなど、アレンジも自在です。毛束に飾り紐や水引を絡ませるとバリエーションも増え、華やかな印象になります。
ねじりヘアもトレンド
ねじりヘアは、より髪に動きが出て今っぽく華やかな印象になります。髪全体をコテで巻き、顔まわりは残して後ろの髪を三等分します。三等分した髪をねじり編みにし、残していた顔まわりの髪もねじり編みにします。
顔周りのねじり編みを、後ろの大きなねじり編みに絡ませ、全体的に毛束を崩せば完成です。前髪が長めならセンターで分けることで大人っぽいバランスになります。メッシュカラーにするとより立体感が出ます。
振袖には編みおろしもおすすめ
振袖におすすめのポニーテールをご紹介しましたが、編みおろしも相性がよくおすすめです。
古風な雰囲気を出すなら編み目は小さめに
コテで小さめに巻き、小さめに編み込めば古風で知的な雰囲気になります。和の雰囲気がグッと増し、上品な印象になります。ちりめん細工など伝統的な髪飾りも素敵ですが、毛束を崩し、パールなど洋風に仕上げても華やかさが出てモダンな雰囲気になります。
寒色系の振袖にも相性良しな編みおろし
大きめに巻き、サイドから緩めに編みおろせば女性らしい甘めな仕上がりに。知的で上品な中にも今っぽく可愛らしい印象になります。片方のサイド〜バックにかけてボリュームが出るので、編みおろしていない方のサイドに大きめの飾りを付けるとバランスが取れます。紺色など寒色系の振袖と合わせても、引き締まった雰囲気と甘めのバランスが素敵です。
まとめ
成人式はもちろん、未婚の女性はさまざまな式典で振袖が活躍します。振袖を何着も持つことは難しいですが、髪型次第で全く違う雰囲気を楽しめます。普段から馴染みのあるポニーテールも相性良く、アレンジ次第でバリエーションも豊富。コテで巻いたり三つ編みを取り入れたりアレンジを楽しみましょう。編みおろしも古風〜今っぽく、工夫次第でいろんな雰囲気に仕上がるので髪色と合わせて検討してみてください。