これから振袖を身に付けて道路を歩くときの履物を何にしようか悩んでいる人に、今回の記事はおすすめです。振袖を着るときは足元が草履となっているので、自分に合ったものを選択しましょう。履物はTPOに合わせて選択することが大切になります。また、振袖に合ったものにしましょう。
CONTENTS
振袖を着るなら足元は草履
振袖を身に付けて道路を歩くときは、歩き疲れない草履を選択しましょう。足にフィットする自分に合うものを選択してください。
フォーマルな場所に出かけるときは草履
下駄と草履は使い分けるとよいでしょう。フォーマルな場所に出かけるときは草履を選択します。そのなかでも、やや高さがある革草履がおすすめです。逆に高さが低いものは普段用として使用するとよいでしょう。
歩いて疲れないようにする
普段から草履をはいている人は少ないかもしれません。現在は洋服が普及しているので、普段の足元はスニーカーやパンプスの人が多いでしょう。そのため、振袖を身に付けて道路を歩くときは疲れないようにするのがポイントです。おすすめは、イ草やウレタンで作られているものです。素足で履いても足を痛めにくいので、初めて草履をはく人にも適しています。足袋を履いてもよいでしょう。
草履と下駄の違いとは
2つの違いを知っておきましょう。TPOに合わせて履物を選択できないと恥をかいてしまいます。コーディネートに自信がない人は、プロのサポートを受ける方法もあります。
草履とは
コルク材に革や布を巻いて重ねてから、整形した履物を指します。現在はこれまでの形のものだけではなく、さまざまなバリエーションを楽しめるようになっています。これは、素材や製法のバリエーションが増えたことが影響しています。
そして、コルク芯を使用していて、足を乗せる部分に適度なクッションがある草履はよいものだと認識されています。よいものは、すぐに履き潰れてしまうことがなく、長い間履けるようになっています。外から見ても違いがあまり分からないという特徴がありますが、目安として長い間履けるかどうかを参考にしてください。
下駄とは
木に穴を3つ開けてから、その場所に鼻緒を付けたものを指します。現在でも使用されていて、鼻緒は桐となっています。形はひとつだけではなく、サンダルのような見た目のものや草履の形をしたものもあります。材料の桐にこだわっている専門店が多数あります。
TPOを意識して履物を選択する
たとえば、結婚式のときに下駄を選択することや、浴衣を身に付けたときに草履を選択することはしないようにしましょう。TPOを意識して履物を選択することで、恥をかかずに済みます。現在はどちらも履く機会が減少しているので分からないこともあるでしょう。そのようなときは、トータルコーディネートしてくれるプロのサービスを利用しましょう。
振袖に合う草履の選び方
足元まできちんとこだわりを持っていたいものです。意外と視界に入るものなので、履き方と色柄について知っておきましょう。
履き方のポイント
美しく見える履き方があるので紹介します。それは、鼻緒を指先に浅く引っかけるようにすることです。また、深く履いて草履をレンタルまたは購入すると、鼻緒を指先に浅く引っかけるようにして履いたときに、かかとが出てしまうので注意してください。
色柄の選び方
パーティーや式典で振袖を身に付けるときは、明るい色を選択しましょう。たとえば金色や銀色などです。どのような色を選択すればよいのか迷ったときは、身に付けている振袖で一番多く使用されている色のものを選択するようにします。そうすると統一感が生まれるので、草履だけ悪目立ちするのを防止できます。
振袖に合わせる草履を選ぶ際に意識すべきポイントとは?
振袖といえば振袖の柄や文様はもちろんですが、それに合わせる草履など選び方も重要になります。柄や文様、振袖の色ばかりに気を取られてしまいがちですが、足元のおしゃれも大切ですよね。しかし草履の選び方がわからないという人も多いでしょう。では振袖に合うような草履を選ぶために、サイズ選びのポイントや合わせ方のコツを紹介します。
草履にはどんな種類がある?
草履といえば「何となくこんな感じかな?」というようなイメージはあると思います。振袖は自分で選ぶけど、草履は選び方だけでなく、種類もわからないからお店の人に選んでもらうという人もいるでしょう。振袖の柄に種類があるように、草履にも種類があるのです。
■草履の種類
草履の種類は2種類あり、それぞれ「フォーマル」と「カジュアル」と呼ばれています。言葉を聞くと洋服をイメージすると思いますが、着物も同じでフォーマルとカジュアルがあります。草履もまた同じです。
まず「フォーマル」はかしこまった場所に履いていくもので、いわゆる正装のことを指します。洋服でいえばドレスアップして、パンプスを履いていくような場所に行くときの服装です。着物の場合は留袖や訪問着を着る時に履く草履のことで、足をのせる台の部分には金色や銀色、白が使われ、鼻緒には金色系の色や銀色系の色を使います。
また「カジュアル」はちょっとしたお出かけに着ていく普段着のようなものです。フォーマルと違ってきらびやかな印象ではなく、どちらかというと落ち着いた印象があります。落ち着いた色合いなので、フォーマルより着物の柄や色と合わせやすいのが特徴です。
草履のサイズ選びのコツ
草履は私たちが普段履いているような靴とは違い、鼻緒に足の指をひっかけて履くものです。そのため足を全体的に覆うのではなく、少しかかとが草履からはみ出るような感じになります。
■草履のサイズについて
草履は靴とは違い、サイズが豊富ではありません。尺貫法という寸や尺で表されていたときもあったようですが、今現在サイズはS、M、L、LLの4種類があります。おおまかですが「S」は~22cm、「M」は22.5~23.5 cm、「L」は24~24.5 cm、「LL」は25~25.5 cmとされています。靴の感覚で大きめな草履を選びそうになりますが、草履に関しては少し小さめのものを選ぶとよいとされているようです。
振袖に合わせる草履を選ぶ際に意識すべきポイント
草履だけ単品で選ぶ人は少なく、ほとんどの人が振袖と合わせて草履を選ぶのではないでしょうか。しかし、どうやって合わせればよいのかわからないという人も多いでしょう。振袖に合わせる草履の選び方のポイントを紹介します。
■振袖に合う草履を選ぶためには
振袖は未婚女性の正装であり、「未婚女性の第一礼装」と呼ばれています。そのため、「もっとも格が高い着物」にあたる振袖はフォーマルの装いということになるようです。フォーマルといっても、もちろん合わせ方のポイントがあります。
まず一つ目は「振袖の柄や色と合わせること」です。振袖の柄には古典柄や新古典柄、モダン柄がありますが、それに合うような草履を選ぶことです。振袖と草履とでまったく異なったイメージのものを選んでしまうと、足元だけが浮いてしまったりするので注意しましょう。
二つ目は「バッグとセットのものを選ぶこと」です。もちろん単品で選んでもよいのですが、バッグとセットになっている草履はデザインが統一されているということから振袖と合わせやすくなっています。またセットだと若干割安になっているので、お財布的にもよいです。
最後は「少し小さめのサイズを選ぶこと」です。草履は普通の靴とは違い、草履の台から少しはみ出るような大きさを選びましょう。美しく見えるのは台から1cmほど出ているくらいとされています。
意外と値段が張る草履はレンタルがおすすめ
実は草履は単品で購入しようとすると少々値段が張るというデメリットもあります。しかし、やはり振袖に合った草履を選びたいですよね。お値段的なことが気になる場合、レンタルするという方法もあります。
■草履はレンタルもできる
振袖もそうですが、草履もレンタルするという方法があります。成人式以外でも振袖を着るタイミングがあるなら購入でもよいのですが、「一度しか着る予定がない」「振袖は成人式だけで充分」と考える人もいるでしょう。
そういった人はレンタルがおすすめです。レンタルという方法であればコストを抑えることもできるうえ、自宅で手入れをしながら保管をするという手間が省けるというメリットもあります。
成人のお祝いをする華やかな晴れ舞台、成人式。成人式には華やかな振袖を着て、それに合う草履を履いて楽しくお祝いをしたいものです。大きさや歩きやすさはもちろんですが、振袖に合った草履を選ぶことが一番大事なポイントです。またコストを抑えたいと考える人は、レンタルもできるのでおすすめです。一生に一度の成人式、華やかな装いで思い出に残るような成人式にしたいものですね。
まとめ
TPOを意識して履物を選択すると恥をかかなくなります。そして、どのような色柄の草履を選択すればよいのか分からないときは、振袖で一番多く使用されている色を選択しましょう。自分で振袖や草履を選択するのが難しい人は、トータルコーディネートしてくれるプロのサポートを受けてもよいでしょう。分からないことも質問できるので頼りになります。