振袖といえば赤色をイメージする人も多いのではないでしょうか。華やかで人の目を引き、成人式でも長年親しまれている人気のカラーです。本記事では、定番色のひとつである赤い振袖の魅力について解説するとともに、着こなしポイントについてお伝えします。赤い振袖を着たいと考えている方はぜひ参考にしてください。
赤い振袖の魅力
赤い振袖が人気であり続けていることには理由があります。そこでまずは、赤い振袖の魅力についてお伝えします。
女性の魅力を引き立てる
赤色の振袖は日本人の肌色や髪色になじみやすく、血色感もプラスされ、どんな女性でも着こなしやすい色といえるでしょう。赤色自体のかわいさもちろん、女性の魅力を引き立て、より美しく見せられる色でもあることが、人気の理由として挙げられます。
種類が豊富
赤色は人気があるため、ほかの色に比べて振袖の種類を豊富に用意しているお店が多いです。同じ赤でも色味によって雰囲気が違い、自分好みの振袖を選べる楽しさもあるでしょう。とくに鮮やかな赤色の振袖は柄の種類も多く、柄にこだわって選べます。少し黄色みのある緋色はレトロな印象の赤色です。ピンクに近い紅色は可愛らしい雰囲気に、深い赤であるえんじ色は上品で大人っぽいイメージになります。
厄払いの意味やご利益がある
赤色は昔から厄除けや魔除けに効くとされ、神社の鳥居の色や、還暦祝いの贈り物に使用されてきました。また、おめでたい色、ご利益がある色ともいわれています。こうした理由もあり、成人式や結婚式などのお祝いの日に着用する振袖は赤色が人気を集めているのです。
赤い振袖はどんな人におすすめ?
赤の振袖は、とくに次のような人におすすめです。
明るい雰囲気の人
エネルギッシュなイメージがある赤色は、明るい雰囲気の人におすすめでしょう。赤の振袖を着るといっそう華やかに印象づけられます。歳を重ねるとなかなか赤い着物を着る機会はないため、せっかくなら若い間にしか着られない色の着物を着用したいという人にもおすすめです。
人とかぶりたくない人
ひとことに赤の振袖といっても、鮮やかな赤から落ち着いた赤まで幅広い色味があります。人気がある赤の振袖は、古典的な柄や現代風の柄、洋風の柄など、柄の種類も豊富です。そのため、ほかの人とかぶりづらく、同じ赤の振袖でも個性を出せます。
目鼻立ちがはっきりとした人
赤はインパクトのある色なので、目鼻立ちがはっきりとした人に似合います。自分の顔立ちには赤が似合わないかもという方は、メイクをいつもよりも濃くしてみるとよいでしょう。
振袖の色に迷っている人
数が多すぎて何色の振袖を選べばよいか分からない人は、まずは赤の振袖に絞って見てみましょう。色を限定してしまえば、後は好みの柄を探していけばよいので、かなり選びやすくなります。赤色は比較的誰にでも似合う色なので、自分にどんな色が合うか分からない人にもおすすめです。
赤い振袖の着こなしポイントをチェック!
赤い振袖を着るときの着こなし方を紹介します。
帯選び
赤い振袖は、全体を引き締めてくれる黒地の帯との相性がよいです。ゴールドや白の刺繍がほどこされたものを選ぶことで、晴れの日にぴったりの装いになります。黒のほかには、ゴールドや白、黄緑色なども明るく華やかな印象になるためおすすめです。柄は振袖の雰囲気に合ったものを選びましょう。
小物の色合わせ
振袖を素敵に着こなすには、振袖や帯自体の色や柄と同じくらい、帯締め・帯揚げ・半衿・重ね衿・バッグ・草履・髪飾りなどの小物類の色合わせが重要です。基本的に小物の色は、振袖や帯に使用されている色が入っているものを組み合わせると、まとまりがあり失敗しにくいです。加えて、半襟や重ね襟・帯締め・帯揚げなどの小物のどこかに白・緑・青の色をアクセントとして使うと、個性の出るコーディネートになります。
メイク
赤い振袖はインパクトがあるため、ナチュラルメイクだと、ぼやけた印象になってしまいます。そのため、普段よりも少し濃いメイクにしたほうがよいです。眉やアイラインははっきり描き、アイシャドウは少し濃い目に色を入れ、リップは振袖に合わせて赤色や朱色にするのがおすすめです。ただし、すべてを濃くすると顔の印象が強くなりすぎてしまうため、チークは薄めに入れて抜け感を作るのがポイントとなります。
まとめ
本記事では、赤い振袖の魅力やおすすめの人、着こなしポイントについて解説しました。赤い振袖を選ぶ人は多いですが、その分色味や柄が豊富のため、自分の好みの振袖に出会いやすいでしょう。小物との組み合わせによっても雰囲気が変わり、個性を出すこともできます。赤い振袖を着てみたいと考えている方は、ぜひ気になるものを試着してみてください。