近年、若者にとって親しみやすい和柄振袖が増えてきています。現代の若者にも受け入れられるデザインやスタイルが増えており、振袖を身に着けることが洋服と同じように自然な感覚となっているのです。この記事では、和柄振袖の魅力について詳しく解説。さまざまな種類の和柄振袖の特徴や着こなしのポイントについてもご紹介します。
和柄振袖の魅力
和柄は古くから日本で愛されてきました。その規則性と美しさは、日本人にとって心地よく感じられるものです。さらに、和柄は日本の伝統的な柄として平安時代から採用されており、訪日外国人にも人気を集めています。和柄振袖は、その魅力を存分に引き出す代表的なアイテムとなっています。
七宝文様を大胆にアレンジ
人間関係を良好に保てるように七宝文様を大胆にアレンジした振袖があります。現在の若者から抵抗感を示されないように、赤や黒などのカラーパターンを採用。また、単調な印象を与えてしまわないように、ストライプアレンジを加えています。
流水文様がポイント
たくさんの花柄と流水文様のコラボレーションが美しい印象を与えています。また、あまり派手な印象を与えないように、ベースが紺色となっているので大人の雰囲気を与えられるでしょう。そして、振袖の一部にゴールドをちりばめることでゴージャス感も演出しています。
おしゃれな振袖が増加している
和柄の振袖に興味はあるけれど、シンプルさが際立っているので好きではないという人もいるでしょう。そのような悩みを抱えている顧客のために、現在の若者に似合う振袖が増加しています。商品のなかには洋服のように着用できるものもあるので、手に取って確認してみましょう。
和柄の種類ごとの特徴
長寿、人生の繁栄、魔除けなどの意味が柄には込められています。柄の意味を知ることで、振袖に愛着が湧くようになるでしょう。
縁起のよい柄がある
柄に意味が込められているので、その意味を知ることで振袖に愛着が湧くようになります。成人式に和柄振袖を着用するときは、縁起のよい柄を選択しましょう。亀の甲羅のようになっている柄は、長寿の意味が込められていて、人気を集めています。扇の柄はゴージャスな印象を与えてくれるでしょう。
これからの人生が栄えるようにという意味が込められています。そのほかにも、水が流れるような柄も存在し、こちらは厄を水に流すことから魔除けの意味が込められているのです。これから訪れる災いから身を守ってくれるでしょう。
和柄振袖の着こなしポイント
和柄振袖を上手に着こなすためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。まず、自分自身の個性や好みに合わせて、振袖の特徴を引き立てるスタイリングを心掛けましょう。しかし、あまりにも派手な装いにならないように注意が必要です。調和の取れたバランスを保つことで、上品かつ魅力的な印象を与えることができます。
和柄がメインの場合
和柄で多く使用されている色を上手に活用しましょう。統一感に欠けていると、まとまりのない印象になってしまいます。しかし、同じ色ばかり使用すると単調になってしまうので、適度にアクセントカラーを活用しましょう。そのほかに、モダンコーデを活用する方法もあります。
和柄が目立たない場合
ひっそりとした和柄の場合は、振袖の色や花の色などに合わせた小物を選択しましょう。こちらの場合は和柄の主張が激しくないので、小物で目立たせる方法もあります。ただし、ネイルやピアスで個性を発揮するようにして、そのほかに奇抜な印象を与えるものは身に付けないようにしましょう。
まとめ
和柄には長寿、人生の繁栄、魔除けなどの意味が込められているので、おめでたい日の成人式に適しています。これまではシンプルさが際立っていましたが、最近は現在の若者にも着用してもらえるように工夫されているのです。洋服のようにおしゃれに着こなせるようになっているのがポイントで、ストライプアレンジが加わったものや振袖の一部にアクセントカラーをちりばめたものもあります。また、和柄がメインとなっている振袖と、和柄が目立たないようになっている振袖もあるので、自分の好みに合わせて選択できるでしょう。