振袖には、安い振袖と高い振袖の2パターンがあります。皆さんの中にも、安い振袖を選ぶ方や高い振袖を選ぶ方など、色々な方がいると思います。しかし、一体安い振袖と高い振袖の違いはどんなところにあるのでしょうか。また選ぶなら安いのと高いのと、どちらがよいのか疑問に感じる方も多いと思います。当記事で詳しく見ていきましょう。
激安振袖が安い理由
激安振袖が安い理由としては、大きく分けて3点の理由があります。
まず1点目は、生地の素材がポリエステルである点、2点目は、生地に使用されている糸の数が少なめ、最後3点目は、生地の柄がプリントで仕上げられている点になります。下記では、さらに詳細な内容を見て行きたいと思います。
生地の素材がポリエステル
ポリエステルは安くて軽い仕上がりになるため、振袖で利用すると、安くお客さんへ提供することができる一方で、生地がどうしても薄くなってしまい安っぽく見えてしまう懸念点があります。
生地に使用されている糸の数が少なめ
本来の振袖であれば、縦糸と横糸を織り込んで作りこまれるため、必然と糸の数も多くなります。しかし、安い生地の場合は、縦糸と横糸の折り込みが粗く糸の数も少なめとなっています。
生地の柄がプリントで仕上げられている
安い振袖では、生地の柄がインクジェットプリントである場合がほとんどです。職人が手作業で作るよりも、短時間かつ大量生産できるため、安い価格帯で提供することが可能となっています。
高級振袖が高い理由
先ほどは、激安振袖が安い理由に関して見てきました。一方でここでは、高級振袖が高い理由に関して見て行きたいと思います。高級振袖が高い理由としては、大きく分けて3点の理由があります。
1点目は、生地の素材が正絹であること、2点目は、生地に使用されている糸の数が多い、最後3点目は、振袖の柄は職人の手作業で行われている点になります。下記ではさらに詳細な内容を見て行きたいと思います。
生地の素材が正絹
高級振袖は、絹100%で作られており、絹ならではの上質な着心地と光沢感もあるため、どうしても価格が高額になってしまいます。
生地に使用されている糸の数が多い
縦糸や横糸を駆使し、生地の目を細かく織り込まれているため、高級振袖では糸をたっぷり使用しています。またこの場合は生地もさることながら、糸もこだわりの物を使用しているケースが多いです。
振袖の柄は職人の手作業で行われている
高級振袖では、生地の柄をすべて職人の手作業によって仕上げている場合が多く、その振袖は迫力と美しさを兼ね備えた振袖になっています。振袖の柄を手作業で描くなど人の手がかかればかかるほど、振袖の価格も高額になっていきます。
安すぎず高すぎない振袖もある
ここまで、安い振袖と高い振袖に関して見てきましたが、皆さんの中には、安すぎる振袖も嫌ではあるが、あまりにも高すぎる振袖は手が出しづらいと言う方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、安すぎず高すぎない振袖に関して見て行きたいと思います。
ズバリ皆さんの理想としている振袖は、中間クラスの振袖ではないでしょうか。中間クラスはいわば、安い振袖と高い振袖の良いところを少しずつかいつまんでいる振袖ではないでしょうか。
そんな中間クラスの振袖であっても、ヘアメイクや着付けによっていくらでもその振袖の良さを見出すことが可能です。そのため、中間クラスの振袖であっても、皆さん自身の力で値段以上の見栄えになることも可能です。
まとめ
今回は、安い振袖と高い振袖は何が違う?選ぶならどちらにするべき?について見てきました。結論として、安い振袖にも高い振袖にも、それぞれにその値段ならではの理由があると言うことが、今回記事を通してお分かりいただけたのではないでしょうか。また、振袖の価格が安いのも高いのも嫌だと言う場合は、ぜひ中間クラスの振袖を着てみてみることをおすすめします。中間クラスの振袖であっても、ヘアメイクや着付け時のアレンジ次第では、素晴らしい振袖へと早変わりすることができます。今回の記事が皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。